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無塩バターの代用品/代わりになるものはマーガリンやサラダ油?

無塩バターの代用品/代わりになるものはマーガリンやサラダ油?

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お菓子作りによく使われ、価格が少し高い無塩バター。「普通のバターしかない!」という方も多いのではないでしょうか。そもそも無塩バターとは何でしょうか。普通のバターと何が違うのでしょうか。代用できる調味料と共に紹介していきたいと思います。

目次

無塩バターとは?

無塩バターとは、塩分が含まれていないバターのことです。

パッケージに「食塩不使用」と書かれており、文字通り食塩は使われていません。
しかし原料である生乳には極めて少ない塩分が含まれています。

無塩バターと普通のバターの違い

バターは生乳をクリームと脱脂乳に分離し、そのクリームを熟成させたり水分を飛ばしたりすることによって作られます。普通のバターはその過程途中に食塩を加えます。食塩は、味わいを深めさらに保存期間も延ばす効果があります。

価格は普通のバターは200gで200円~300円ほど。無塩バターでは400円ほどなので、無塩バターの方が少し高いです。

バターには主に3種類あり、上記のように食塩が含まれるバターが有塩バター

製造過程で、クリームを発酵させる発酵バター

そして食塩を使用しない無塩バターの3種類です。

食塩を加えない無塩バターは、その分バター本来の味わいがありますが、傷んでしまうのが早いという特徴があります。

なぜ無塩バターの方が高い?

この傷むのが早いというのが、無塩バターが普通のバターよりも高い理由です。そのため賞味期限が短く、品質の管理が難しいのです。

普通のバターの賞味期限が3か月程なのに対して無塩バターは1か月程と短いので高価になってしまうのです。

他にも需要が少ないという理由もあります。

無塩バターの主な使用はお菓子作りやパンなど、有塩バターに比べると使い道が狭まります。そのため需要がそこまで高いわけではありません。クリスマスなどお菓子を作る人が増える時期にのみよく売れるなど、年間を通して需要も一定ではありません。これらの理由も、無塩バターが高い理由です。

なぜお菓子作りには無塩バターが必要?

バターには3つの種類があり、それぞれ特徴が異なりますが、お菓子を作る際は無塩バターが一番適しています。レシピを見てもほとんどが無塩バターと書かれていると思われます。それはなぜなのか。

大きな理由は、味への影響です。

食塩が含まれている有塩バターだと、200gにつき3gほどの食塩が含まれているため、バターの使用量が多くなるにつれ塩味が強くなってしまい大きく味が変わってきてしまいます。

またバターにはグルテンの働きを邪魔する性質があります。

グルテンとは小麦粉に含まれる、生地に粘りと弾力をもたらす物質のことです。グルテンの働きを邪魔することで、生地がくっつきすぎず、ふわふわ、さくさくといった食感が生まれるのです。

しかし塩にはそのグルテンの働きを助ける効果もあります。

適度なグルテンの働きは、お菓子やスポンジ生地などがふっくら仕上がるために必要ですが、グルテンが働きすぎると硬くなったり粘り気が強くなってしまいます。

そのため、食塩が入っていない無塩バターが適しているのです。

しかし「普通のバターしか家にない!」「わざわざ無塩バターを買うのはもったいない!」と思う方もいるのではないでしょうか。そんな時のために、ご家庭にあるもので無塩バターの代用になるものを紹介します。

無塩バターの代わりになるもの

①有塩バターで無塩バターを代用

https://twitter.com/yamiy_cooking/status/844069667131998208

食塩が含まれている有塩バターですが、レシピによっては無塩バターの代用として使えることができます。

しかし、無塩バターと同じ量、他のレシピも同じ量だと塩味がききすぎてしまい思った通りの味になりません。

砂糖を多めに入れるなどして、味のバランスに注意しながら作るようにしてください。レシピに無塩バターの他にも塩少々などの記載がある場合は、塩は加えない方が良いでしょう。

塩にはグルテンの働きを助ける効果があると紹介したように、塩を入れすぎると生地が硬くなりやすいという性質があります。そのためやはりふわふわなスポンジやさくっとしたクッキーになりにくいというのは事実です。

レシピに「無塩バター少々」や「有塩でも無塩でも可能」と書かれている場合に使うのがおすすめです。

無塩バターを料理には使える?

このように有塩バターと無塩バターの違いは食塩が含まれているか、含まれていないかの違いなので、量の調節によってはお菓子作りに有塩バターを使うことが可能です。

ということは、塩や醤油などしょっぱさの素になる調味料を付け足すなどの調節をすれば、無塩バターを普段有塩バターを使って作る料理にも代用が可能ということになります。

購入するのはどちらかひとつにしたいという方にとっては、有塩バターを買ってお菓子作りにも代用する、無塩バターを買って普段の料理に代用する、という2通りの選択肢を選ぶことができます。味や使いやすさのお好みによって選んでみてください。

発酵バターでは代用できる?

バターの種類は3種類あり、その中に発酵バターというバターがあるということも紹介しました。

ではこの発酵バターは無塩バターの代用になるのでしょうか。結論から言うと向いていないです。

発酵バターはバター特有の風味や香りが強いため、お菓子に使うとクセの強い味になってしまいます。

しかしすべてのお菓子に向いていないのではなく、マドレーヌなどのバターの風味を生かした方がより美味しくなるものには向いています。

②マーガリンで無塩バターを代用

バターに似ているものといったらマーガリンですよね。マーガリンも無塩バターの代用品になってくれます。

なぜならマーガリンは、バターが高価だったという理由から味や風味を似せた、バターの代替品として作られたものだからです。カロリーもさほど違いはありません。

しかしバターは牛乳からできているものに対して、マーガリンは植物性の油脂から作られています。そのため味が全く同じようになるわけではありません。マーガリンの方はよりあっさとした風味になります。

そしてマーガリンにも塩分が含まれています。有塩バターの代用を紹介した際と同じ点に注意をし、対策するようにしてください。

③ケーキ用マーガリンで無塩バターを代用

同じマーガリンでもケーキ用のマーガリンがある場合はそちらの方がいいでしょう。

ケーキ用のため無塩であり、植物性の油である普通のマーガリンに比べ、ケーキ用マーガリンは動物性の油でできています。

そのため、より無塩バターに近い役割や味があるのです。

④サラダ油で無塩バターを代用

サラダ油はご家庭に必ずあるといっても良いのではないでしょうか。

バターの風味やコクを出すことは不可能ですが、油脂としての目的としては無塩バターの代用になります。

固形のバターに対してサラダ油は液体なので、レシピの分量をそのまま入れてしまうと水分が多すぎてしまいます。半分の量から少しずつ足していき様子を見ながら使うようにしましょう。

⑤オリーブオイルで無塩バターを代用

油脂としての目的で、オリーブオイルを使って代用するという方法もあります。

サラダ油同様、水分が多くなりすぎないように注意しましょう。

サラダ油には風味やクセはありませんが、オリーブオイルにはフルーティーな香りがありますよね。他にもゴマ油などもしようできるので、油を使用する場合は味や香りのお好みで選んでみてください。

⑥ココナッツオイルで無塩バターを代用

美容や健康に気をつかう方に人気のココナッツオイル。

ココヤシの実から取れた油のことであり、抗菌効果や風邪予防にもなる免疫力アップ効果、脂肪の燃焼効果など様々な健康効果がある油として注目されています。

美容オイルとしても使用されるココナッツオイルですが、料理やお菓子、コーヒーなどに入れたりと、とても万能に使用することができるのです。

そのため、健康志向の方にとってはココナッツオイルでの代用が一番おすすめですね。

⑦ラードで無塩バターを代用

豚の脂肪であり、炒め物などによく使われるラードも無塩バターの代用として使用できます。

理由はグルテンの働きを邪魔するという、バターと同じ性質を持っているからです。グルテンを邪魔する働きが、お菓子のふわふわ、さくさくとした食感には必要と紹介しましたが、ラードもその役割があるのです。

ラードは沖縄の代表的なお菓子であるちんすこうにも使われています。溶かしたラードに薄力粉と砂糖を混ぜ合わせ、それを焼くことでちんすこうが出来上がるのです。

有塩バターを無塩バターに変える方法

無塩バターの代用品を紹介してきましたが、有塩バターを無塩バターに変える方法もあります。

  1. 適当な大きさに切った有塩バターを湯煎し、溶かします。
  2. ラップをし、冷蔵庫で固まるまで冷やします。
  3. 底に着いた塩をスプーンなどで落とし、水で洗い流して完了です。

こんな簡単に塩を取り除くことができるので、有塩バターしかない場合は無塩バターに変えることをおすすめします。

無塩バターの代用品まとめ

今回は無塩バターの代用品を紹介してきました。

食塩を使用していない無塩バターは、お菓子の味、ふわふわ・さくさく食感のためには欠かせないものです。

代用品を使用する際は塩分の含まれていないものが適しています。

有塩バターで代用することは可能ですが、ひと手間で無塩バターに変える方法がおすすめです。




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